「まり、なにあれ、威嚇?」(12月2日)
今日は東京の方とオンラインでお話しするインタビューが一件。ホスピタリティとユーモアたっぷりで、心地よい時間を作ってくださる方で、終わった後ほわぁーーとした。いつかリアルでもお会いしたいなあ。この空気が伝わるような記事にしよう。たのしみ。
いろいろな連絡をしたり、返したり、整理したりしていた日で、ラリーの中で「ふむ、いそがしいな、師走」と理解するための1日、という感じ。週明け東京なので、しっかりやっていこう。
年明けに向けて動きはじめること、いくつかご相談をいただき、考えを巡らせ、叩き台を作ってみて、眺めて。声をかけていただいた理由をきくと「entwineの動画をみて、いいなと思った」とのこと、本当に嬉しいご縁です。今回以外にも、entwineは私にとっていろいろな始点になることが多くて、その度に感謝ー!と思っています。来年は10回目の節目、その場に立ち会えることが今から楽しみです。
今日は友人Tくんの家の灯油を入れにいく日。3年前、南から引っ越してきた彼から「灯油ってどこで買えば良いんですか?」と聞かれたのをきっかけに、冬季はときどき一緒に灯油を入れにドライブし、夕ご飯を食べています。こどもたちもすっかり慣れて「あ、今日灯油ごはんね!おっけー」みたいなノリです。
今日は冬季メニューが始まったお蕎麦屋さん「やまや」か、前回の灯油ごはんで話題になった焼き鳥屋さん「さい川」の二択。子どもたちの反応を想像したら、やまや!って言う未来が見えたので、Tくんとその前提で予定を組んでいたら、子どもたちからまさかの「焼き鳥食べたい」というメッセージ。まじ?さい川、私もいつか行きたいなーって思ってたお店で、焼き鳥おいしいー!って聞くけど、メニューが焼き鳥だけだよ?大丈夫?と念押しするも、「いってみたい」とのこと。びっくり。
Tくんをピックアップして、「灯油をいれてから、ごはんにしようね!」と言いながら、なぜか着いたのはさい川。娘に「あれ?灯油は?」と言われて初めて、ドライバーの私が勝手に目的地を変えていたことに気づく。(めちゃくちゃおなかがぺこぺこだった)
雨、赤いちょうちん、白い看板
まあいいか、と言ってくれた寛大なメンバーに感謝しつつ、初さい川。入り口に「温故知新」と書いた暖簾。いい。ちょうど車内で「一番好きな日本語はなあに」という話題だったので、お店に入る前からしっくりきた。(ちなみに、むすこは「天上天下唯我独尊かなあ」といい、むすめが「それはもう中国語では?」と物申していた。)
しいたけ1個多いです、むすこがいれた。
カウンターには飲み屋のお姉さんとお客さんかな、炭酸水の空いたペットボトルが並んでいてかなり飲んでいるご様子。その両脇に50,60代くらいの男性がひとりずつ。チーム灯油ごはんはテーブル席へ。子どものお客さんは少ないのでしょう、お店の人がふたりをみながら「焼き鳥しかないけどいいのかい?」と声をかけてくれました。「はい!」とにっこり良いお返事。
お通しの煮物、美しかった。5つの具材が1つずつ。じわっと味がしみていてもう幸せ。
7種類くらい?かな、とりあえず全部4本ずつください、と頼むと、たれ、塩、どうする?と聞かれる。そこまで絶対に!というこだわりもなかったが、焼き鳥界での鉄板!はある気がする…ちらっと、店員さんに「おまかせしてもいいですか?」と言ってみたら、「これはたれな、んで、これは塩、これはたれ」とオーダー表に書き込んでくれた。ていねいにやりとりしてもらって、すごく嬉しい。あまりいない客層だろうな、とか、焼き鳥界に詳しくないことの引け目みたいなソワソワが一気にほぐれてホームのような気持ちに。
昔苦手だったものが、いつのまにか好きなものになっていたり、そういう変化が子どもは早いね。今日もいくつか情報をアップデートしました。初めての場所に行ったり、外ごはんしたり。その中で観察するのは大事な時間だな。
焼き鳥、どれもおいしかったね。今度はビールも飲みたいね。「焼き鳥しかない」というよりは「うまい焼き鳥だけがある」というのがぴったりの、丁寧なお仕事を感じるひとときでした。
カウンターの男性客が、ぬるめの燗もらえる?と店員さんにオーダーしたら、「はいよ、お酒はぬるめの〜燗がいい〜🎵」とごきげんそうにくちずさんで返事していて、それもよかった。
今は120円。
「むかしはさ、二十五円だったのよ」って見せてくれた木札の裏。今のお金ぽっけに入れて、タイムスリップしたいですね、とみんなで笑いながら、このお店の歴史をじっくりとおききしたいな、という気持ちになる。毎日焼き鳥を焼き、お客さまを迎え、その日々は景色は、どんなふうだったのか、何が見えていましたか?何が聞こえていましたか?いつかお声がけしてみようかな。
車に戻って、鍵をあけ、駐車料金をはらいにいく。雨は小降り。ばんざいとスキップ、どっちもしたいくらいの気分。車に戻りながら両手をあげてぴょんぴょんと跳ねた。運転席に乗り込んだら「まり、なにあれ、威嚇?」と3人に言われ、今の気持ちを説明しながら本来の目的ガソリンスタンドへ。帰りのBGMは八代亜紀の舟唄。
大人、というにも、子どもというにも、どうにもしっくりこないような、面白い年代の2人が、こうして異業種の大人と話す機会が多くて嬉しいな、と思っている。強いところ弱いところ、かっこいいとこ、ださいとこ。たくさんしゃべりながら、いろんな大人の姿を知っておくれな。Tくん、ありがとうね。はやく灯油なくなりますように。
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