【コトコト】が、あったかい声で

小さな記憶と記録/「まりまり」/委ねよう
菅原茉莉 2025.12.23
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以前、イベント撮影をご依頼いただいた方からお電話。「イベントにスタッフで参加していた人から、『家族写真を撮りたいって思って、あのときのカメラマンさん思い出したから紹介して欲しい』って言われてね。」

…え、嬉しいです〜…とちょっと泣きそうになってしまった。スタッフの方はたくさんいたので、ぱっと思い出せなくて申し訳ない、私の何を覚えていてくれたのだろうなあ。

その人、その家族が持っている思い出、今感じていることをゆっくりと聞き書き、写真を撮るというのがやりたいと頭の片隅にずっとあった。近年は、1年に1、2組そんなふうに記録させてもらって、少しずついい形が見えてきそうだなと思ったところ。たくさんの人に読んでもらう、みてもらうためのものではなく、家の本棚、その家族、大切な誰かのためだけの言葉と写真。個人的で、小さな記憶と記録。できれば1年に1度くらいの間隔で、また記録する。次の年も、その次の年も。

とてもいいきっかけをいただけたような気がした、まだお会いしてないけど感謝。いいご縁になりますよう。

***

今日はラジオ。冒頭から曲の頭出しを間違えて苦笑い。ゲストはCyg art galleryの千葉真利さん。並ぶと「まりまり」になって、そっと嬉しがっていた私。

令和美術録
@reiwabijutsurok
美術館・博物館での体験は、来館者の人生に“遅れて効く”ことがある。

子供の頃に見た、よく分からない展示。
数十年後、ふと思い出される一枚の絵。

美術館の仕事は、
感動をその場で完結させることではなく、
人生のどこかに「伏線」を置くこと。

これは統計には一切出ないが、人生を豊かにする。
2025/12/19 20:02
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Xに流れてきたこのポスト、ちばまりさんのお仕事と通じるなあ、とメモしていた。

早く、速く、強く、多く、確かに。

そんなふうに、世の中のあれこれが回って行きがちだけど、芸術のそばにはそうでない豊かさもちゃんとある(あってほしい)今回の麺展は、盛岡という街をスライスしたような展示だなあと思ったのだけど、そのスライスは普段、美術に触れないような人の生活の近くまで切り取られていて、置いていかれることがない。そう、それこそ、昔食べたことがある店の風景だったり、丼だったり、語る誰かの言葉だったり、そういうところから「伏線」が回収できちゃうんじゃないか?と思ったりする。1/12までだよ、麺展。ぜひね。

***

ラジオのお手紙で「まりさんの読む【コトコト】が、あったかい声でよかったです」っていただいたの、嬉しかったな。嬉しくて、「わーコトコトですか!このコトコトですね!」と連投してしまった。

今日のお手紙には、1年ありがとうございました、来年もよろしく、とか、「春からラジオを始めて、旅をしたり、マラソンしたり、北クラのラジオでもMCをがんばったね」と私の1年を総まとめしてくれているのまであって。いつもよりお返事に熱がこもってしまった、気がする。来週は5時間の特番!今録音データをいただいて予習しているんだけど、みなさんパーソナリティー!!って感じで華があってすごい。あわわ…ってなりそうな予感しかしない。委ねよう…。

あ、ラジオで話そうと思ったけど、話す時間がなかったこと。

今日から始まる七十二候は『乃東生(なつかれくさ、しょうず)』と言います。 この『乃東(なつかれくさ)』というのは、ウツボグサという植物のこと、ちょっと変わった性質を持っている。

普通の草花は春に芽を出しますが、このウツボグサは、あえてこの寒い冬至の時期に芽を出す。夏至の時期に枯れてしまうことから「夏に枯れる草」と書いて「夏枯草(かこそう)」とも呼ばれる。生薬の一種でもある。

周りが凍えるような今の時期に、ひっそりと新しい葉を広げる。半年後の夏、枯れる。 盛岡はこれからが冬本番で、辺り一面雪景色になるけど、その白い雪の下では、もう次の季節に向けた準備が始まっている。ちょっと気が早いけど、冬の次は春です。

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